広島・森下 217日ぶり1軍登板 勝利お預けも「悪くなかった」復帰後最速150キロ
「DeNA3-2広島」(4日、横浜スタジアム)
広島・森下暢仁投手(25)の復帰戦は6回5安打2失点だった。2-0の五回、桑原にソロを浴びるなど2失点。七回に代打を送られて降板した。直球は実戦復帰後最速となる150キロを計測。勝ち星はお預けとなったものの、先発の柱が存在感を示した。チームは今季3度目のサヨナラ負けで借金生活に転落した。
頼れる右腕が帰ってきた。昨年9月29日のヤクルト戦以来、217日ぶりの1軍登板は6回5安打2失点。直球は復帰後最速となる150キロを計測した。森下が復活への新たな一歩を踏み出した。
「悪くなかったと思います」
四回まで無失点投球。初回1死一塁で宮崎を二ゴロ併殺。二回1死一、三塁では戸柱を遊ゴロ併殺打に打ち取り、ピンチを切り抜けた。圧巻の投球は四回2死で牧を空振り三振に仕留めた場面。直球とツーシームで追い込むと、最後はブレーキの利いたカーブ。想定外の1球にバットは出ない。緩急を駆使した投球は右腕の代名詞。持ち味を発揮した。
勝利投手の権利が懸かった2-0の五回、桑原に左中間へソロ本塁打を浴びるなど2失点。同点の七回に代打を送られて降板となった。昨季8月16日の中日戦以来、261日ぶりの白星は手にすることはできなかったが、充実した84球だった。
復帰初戦での力強い投球に首脳陣もうなずいた。「ナイスピッチング。彼にとっては、今日が開幕ですし、術後初めてのマウンドということで」と新井監督。横山投手コーチも「四球も1個だけだしゾーンで勝負できていた。本人が一番ホッとしているんじゃないですか」と話した。次回登板については、5日の体の状態を確認して判断する。
昨秋に右肘を手術。順調に春季キャンプを終えたものの、3月上旬に患部の違和感を訴え、再調整を余儀なくされた。新井監督からは「万全の状態で今年の最初のマウンドを迎えてほしい」と声を掛けられた。はやる気持ちを抑えながら一歩ずつ前進。球威も戻り、ウエスタンで5試合の登板を経て、ようやく1軍に帰ってきた。
スタンドからは温かい声援を受けた。森下は「やっぱり応援があると、何かプロ野球選手だなっていうか、雰囲気も全然違う雰囲気だなって感じでやらせてもらいました」と言葉を並べた。次回登板で白星を手にし、チームメートやファンとともに喜びを分かち合う。
