広島・デビッドソン 球団助っ人34年ぶり開幕3カード連続弾 3A時代の“お得意様”巨人・グリフィンを粉砕

 2回、中越えへ先制ソロを放つデビッドソン
 ナインに迎えられ歓喜するデビッドソン(撮影・田中太一)
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 「広島6-3巨人」(8日、マツダスタジアム)

 寄せられた期待を大歓声に変えた。広島・デビッドソンが先制の3号ソロ。試合の主導権を引き寄せた一発に「風が吹いてくれたおかげ」と謙虚に振り返った。

 二回2死でグリフィンのカーブを捉え、バックスクリーンへ突き刺した。相手左腕とは3A時代の2019年に対戦があり、3試合で6打数4安打1本塁打。場所を日本に移しても“キラー”ぶりを示した。「色んな球を織り交ぜてくるのが彼の投球術。打てる球を打ち返す気持ちでいった」。さかのぼった記憶をヒントに、最高の結果につなげた。

 2日・ヤクルト戦、6日・阪神戦に続く一発。球団の外国人選手が開幕から3カード連続で本塁打を記録するのは1989年・ロードン(5カード連続)以来34年ぶり。本塁打数はヤクルト・オスナに並ぶリーグトップタイだ。快音の要因は気持ちの持ち方にある。

 「重圧のかかる場面で重圧をかけると、いい結果が出ない。いつも“無死走者なし”の場面を考え、同じような気持ちで打席に立っている」と極意を明かした。

 新井監督も「素晴らしい本塁打。打球方向も良かった」と満面の笑み。2日続けてのお立ち台に「オフにカープと(契約の)サインをして、勝利に貢献することができて幸せ」と喜んだ。幸せなのはファンも同じ。これからも、バットで球場に笑顔の花を咲かせる。

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