広島ドラ3益田“黒田ツーシーム”習得目指す うなぎ上りの成長曲線誓った

 広島のドラフト3位・益田武尚投手(24)=東京ガス=が6日、黒田博樹球団アドバイザー(47)から学んだツーシームの習得を誓った。同アドバイザーが現役時代に操った武器を、開幕1軍入りへの一助にする。キャンプ休日は同5位・河野佳投手(21)=大阪ガス、同6位・長谷部銀次投手(24)=トヨタ自動車=と、うなぎのつかみ取り体験などを行った。

 絶好のチャンスは逃さない。益田がレジェンドの代名詞とも言える“宝刀”の習得へ意欲を見せた。

 第1クール最終日の5日。ブルペン入りした際、黒田球団アドバイザーが投球を見守ってくれた。「いいタイミングだったので聞かせてもらった」。その場でツーシームの投げ方について言葉を交わした。7日からの第2クール以降は、17日まで滞在する同アドバイザーから極意を学び取る。

 最速153キロ右腕は、北九州市立大時代に持ち球にしていた同球種を東京ガス時代は投げていなかった。「大学では通用したかもしれないけど、上のレベルでとなると(自信がなかった)」。軸になるカットボール、フォークに逆の変化を加えることができれば投球の幅が広がる。「まずは遊び感覚で」。ツーシームを習得できれば、開幕1軍入りへ大きな武器となりそうだ。

 この日は午前中に飫肥城周辺で無形文化財にも登録される伝統の弓術「四半的」を体験。その後は、うなぎのつかみ取りも行った。ぬるぬるした手触りに悪戦苦闘しつつ、何とか成功。絶品うな重に舌鼓を打った。「うなぎもおいしかったので、あしたからも気合を入れて頑張っていけそう」。“黒田ツーシーム”をマスターし、うなぎ上りの成長曲線を描く。

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