カープ秋山がむしゃら宣言!春季C振りまくる 定位置死守へ「納得させられるもの出す」

 ダッシュを繰り返す秋山(撮影・田中太一)
 打撃練習をする秋山
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 広島・秋山翔吾外野手(34)が21日、レギュラー死守に向けて春季キャンプでも振り込む考えを示した。今月上旬は静岡県下田市で合同自主トレ。徹底的にバットを振り、現在はマツダスタジアムで調整を続ける。初めて参加する広島のキャンプで、危機感も抱きながら今季への準備を進めていく。

 鯉戦士として初めて臨む春季キャンプを前に、秋山は2月の青写真を描いた。「振る量とかは、減らすことはないと思います。そこは変わらずやっていくかな。マシンを打つ量が増えたりすることは出てくるんじゃないですかね」と自身の感覚と対話を重ねながら、バットを握る。

 チーム全体の練習メニューや時間配分など、キャンプ全体の流れは2月1日から把握していくことになる。ただ、場所が変わるだけで中身自体は同じ。「やりたいこと、やってきたことは変わらないだろうなと。しっかり振っておこうとは思います」と、みっちり振り込んで仕上げていくスタンスを示した。

 現時点では未定ながら、実績を考えればキャンプ中の調整を首脳陣から一任される可能性もある。ただ秋山自身は「開幕に(照準を合わせる)ということだけを思って、やれるような立場ではなさそうだなと思っています」とレギュラーの地位が安泰だとは考えていない。

 移籍1年目の昨季は2度の離脱もあり、44試合の出場にとどまった。打率・265で5本塁打、26打点。決して満足できる数字ではなかった。野間、西川、上本に加えて宇草、大盛ら若鯉たちも外野の一角を狙っている。

 右打ちでは末包、中村健も候補。「去年、率を残している選手もいる。そういう意味ではしっかり取り組んだ上で(周囲を)納得させられるだけのモノをオープン戦なり、開幕してからも出し続けないといけない」。豊富な経験を積み重ねてきた一方で、危機感もある。打撃マシンと向き合い、スイング量を確保する構え。黙々と汗を流し、競争を勝ち抜く下地を整えていく。

 この日はマツダスタジアムでの合同自主トレに参加。屋内練習場でのフリー打撃では、力強いスイングで白球をはじき返した。その後はベースランニングを繰り返して体を動かした。「(キャンプの)入りも春先もそうだし、大事なシーズンになると思う」と秋山。外野の定位置死守へ。ひたむきに自分自身と向き合いながら、今季以上の跳躍を目指す。

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