広島ドラ1 斉藤18球で大器の片りん 初ブルペン受けた清水「あの力感でスゴイ」

 ブルペンで投げ込む斉藤(撮影・田中太一)
 斉藤のピッチング連続写真(左上から)
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 広島のドラフト1位・斉藤優汰投手(18)=苫小牧中央=が15日、合同自主トレに参加。初めてブルペン入りし、ドラフト4位・清水叶人捕手(18)=高崎健康福祉大高崎=を立たせたまま、セットポジションで18球の初お披露目。「自己採点は50点」と話すが、大物の片りんを見せていた。

 斉藤は緊張気味にブルペンに入った。ドラフト6位・長谷部(トヨタ自動車)と並んで、18球の投球。通常のワインドアップではなく、セットポジションからゆったりとしたフォームで投げ込んでいった。

 「5割くらいです」という力加減。大きく抜ける球もあったが、時折、清水のミットをたたく小気味のいい音を響かせた。

 「自己採点は50点です。ちょっと(制球が)荒れていたというのもあるんですけど、(捕手の)胸の辺りに指にかかったボールが投げられなかったのが納得していない部分なので、これからマウンドの硬さだったり傾斜だったり慣れていければと思います」

 昨年12月以来のブルペン投球。プロ仕様のマウンドは土が硬く、高校時代とはまったく印象が違った。それでも受けた清水は「球の威力はさすがドラ1。あの力感であれだけ投げられるのはスゴいなと思います」と大物の片りんを感じ取っていた。

 この日は初めて大瀬良、森下ら主力とともに、練習を行った。「テレビで活躍しているのを見てきた身としては、有名な選手を見ると身が引き締まるというか、すごい気合が入りました」。彼らと肩を並べるために課題は数多くあるが、未来のエース候補は着実に歩みを進めていく。

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