広島・新井貴浩監督（４５）が７日、松田球団常務とともに広島市役所を訪れ、松井一実市長（６９）らに就任のあいさつ。広島を元気にすることを誓った。

　「カープが元気でないと広島も元気でないですから。広島を、また全国のカープファンのみなさんを喜ばせるように、元気を出せるように頑張っていきたいと思います」

　２日の湯崎知事から始まったあいさつ回り、行く先々での温かい歓迎ぶりに指揮官は肌で感じるものがあった。

　「みなさんのお声を聞くとすごく期待されているんだなと。頑張らないといけないなと思っています」

　リーグ３連覇のあと、４年連続Ｂクラスと低迷。ファンの期待に応えられなかった。来季の浮上に向けて目指すのはバランスの良いチーム作りだと話す。

　「負けると若い選手をという声が出るが、そんなに簡単なものではない。シーズンは長い。若い選手だけの力では戦いきることはできない。ベテランの経験、中堅の技術、そして外国人選手の力。すべてがバランスよくかみ合わないと安定した戦いはできない。しっかりマネジメントしたい」

　周囲を引き込む熱い語り口。松井市長さえも「参考になりました」と言わせた。３連覇した時のようなバランスの良いチームを作りあげる。