カープ・ケムナ 原点回帰だ 新井監督助言受け来季はストライクゾーンで勝負

 「広島秋季キャンプ」(19日、日南)

 広島のケムナ誠投手(27)が19日、新井監督の助言を受け原点回帰への思いを強くした。来季はストライクゾーンに積極的に投げ込むスタイルを貫き、打者と勝負していく構えだ。この日でキャンプのブルペンでの投球練習は終了。手応えのある39球となった。

 予想外の登場にも動じなかった。ブルペンでの投球練習中、打席に立ったのは新井監督だ。ケムナは内角へズバッと直球を投げ込んだ。重い球質に指揮官は納得だ。

 「立っていただいたときに内角へ投げたいな、俺も投げられるんだと示したかった。新井さんの反応も良かったので、良かった」

 指揮官が打席に立ち10球を投げ込んだ。投球後には「球はいい。(ストライク)ゾーンに投げ込めと。今の球なら勝負していけると言ってもらった」

 今季は自己最多43試合で4勝0敗14ホールド、防御率3・20で終えた。思い切り腕を振り抜き、150キロ超の直球を投げ込むのが最大の武器。来季も勝利の方程式メンバーとして今季以上の成績を目指す。新井監督の言葉で原点回帰への思いがさらに強くなった。

 前日に続くブルペン入り。今キャンプ初めての2連投で今秋の投球練習を締めくくった。納得の39球。新井監督も「ひとつひとつの球に力がある。力のある球をまずはゾーンの中に投げて勝負していってもらいたい」と期待した。

 守護神・栗林へつなぐ勝ちパターンの構築がチームの懸案事項だ。もちろんケムナは候補の一人。右腕は「今の投球を春先から出せるようにしていきたい」と意気込んだ。剛球で打者をねじ伏せ自らの立場を確立する。

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