戸田 プロ11年11勝「後悔はない」 左肘手術から復活ならずも球団に感謝
広島の高橋樹也投手(25)、中神拓都内野手(22)、育成選手の戸田隆矢投手(29)が4日、戦力外通告を受けた。戸田は2014年から2年連続で30試合以上に登板し、1軍で存在感を発揮したシーズンもあった。高橋樹は昨季、自己最多の27試合に登板するも今季はケガが響いた。3選手とも、今後は未定となっている。
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志半ばでカープのユニホームを脱ぐことに、さまざまな思いが交錯する。支えてくれた仲間、応援してくれたファン。いくつもの思い出が、よみがえってくる。戸田は20年に左肘の「トミー・ジョン手術」を受け、同年オフから育成選手として再契約した。「本当に1年でも長く野球をさせてもらえた環境に感謝。一切後悔なく、野球をやらせてもらった」と球団に感謝した。
14年に30試合、翌年も34試合に登板。16年には7月10日・阪神戦(甲子園)でプロ入り初の完投、完封勝利を飾って自己最多タイの4勝をマークした。「初完封したタイガース戦は、すごく印象深い試合でした」。1人でマウンドに立ち続けた日の輝きは、決して色あせることはない。
今季はウエスタン・リーグで8試合に登板し0勝0敗、防御率14・21と結果を残すことはできなかった。それでも悔いはない。球団OBのツインズ・前田健太やチームの大黒柱・大瀬良には、あらゆる面で気にかけてもらったという。「個人的に連絡させてもらった。(2人からは)『次のことが決まったらすぐに連絡して』と言っていただいた。気にかけてくれていたのは、ありがたいです」と、感慨深く話した。
今後については、未定。プロ入り11年で通算95試合に登板し、11勝を挙げた。満足できる数字ではないが、今では胸を張れる。「結果は残せてないが、11年間という長い期間、広島東洋カープで野球ができたことを誇りに思っている」。野球を通じ、そしてカープを通して得た財産を、次のステップで生かす。
