広島・九里 初回から全開「チームが勝つことが全て」投手キャプテンがCSへ導く
広島・九里亜蓮投手(31)が19日、スライド先発となる20日・中日戦(マツダ)に向けて初回から全開で行く考えを明かした。
「そのつもりでいきます。チームが勝つことが全て。余力を残していくのではなく、思い切ってどんどん攻めていければいい」
ここまで132回2/3を投げてきた。シーズン前には170回を目標に掲げてきただけに物足りない数字ではある。だが、個人成績にこだわっている場合ではない。残り6試合。CS進出を手にするために、できることをやるだけだ。
「1つも落とせない試合が続く。相手に点を与えないことが一番だと思うし、点を取られたとしても1点でも少なく抑えることで勝つチャンスが増える。そっちが優先。それをやった中で結果、長い回を投げられれば」
今季中日戦は3試合に登板して1勝0敗、防御率1・62とセ5球団の中で最も好相性。8月17日にはマツダスタジアムで9回無失点。延長戦の末の勝利となったが、三塁さえ踏ませなかった。
「一発がある打者の前に走者を出さないことが大事になってくる。注意するところは注意をして、その中で自分の投球をしていければいい」
チームをCSへ導くためにも、投手キャプテンが初球からエンジン全開で臨む。