「ＤｅＮＡ３－１０広島」（１７日、横浜スタジアム）

　広島は２点を三回に羽月の適時打、マクブルームの２ランで逆転。直後に追いつかれるが、六回には代打・堂林の２点打などで勝ち越し。八回にも５連打などで４点を挙げ突き放した。

　広島・佐々岡真司監督は「中継ぎ陣がしっかりと、準備をして。あそこでザキ（中崎）も、１／３でしたけど、あそこで止めたというのは大きいでしょうね」とリリーフ陣の踏ん張りを勝因に挙げた。

　先発の玉村を五回途中であきらめ、継投策に出た。「あの状態だったら、また早めにと思ったけど、ちょっと立ち直ったんであれですけど。今の感じだと、残り試合数を見ても当然、継投にはなるでしょうし」

　一戦必勝のトーナメントのような戦いぶりになっている。「えぇまあ、そうですね。やっぱり負けられないという気持ちで、という戦いでしょう。中継ぎは大変ですけど、あとひと踏ん張りしてもらわないと。連戦的にも、４連戦」

　打撃不振に苦しんでいたマクブルームに一発が出た。

　「ライアンはね、阪神戦でも。今日もいいところで４番の仕事というか。やっぱりホームランというのはね。やっぱりこういうつないでつないでという野球ではありますけど、やっぱり４番の一発は大きいですね」

　堂林は８打席連続三振だったが満塁で起用し適時打。「本人が一番、ホッとしているでしょう。いいタイムリーだったですね」

　今季も残り６試合。「本当に一戦一戦というか、試合に勝っていくしかないという気持ちはみんな持っていると思う。そういう気持ちで、また明日明後日ね」

　１６日に打球を受け欠場した上本の状態については「今日来て、大丈夫ということだったんで」と問題なしを強調した。１８日はマツダスタジアムに戻って中日２連戦を戦う。