カープ玉村 中継ぎ経験生かす 救援陣の準備姿勢に刺激!「全力で抑えていきたい」
広島の玉村昇悟投手(21)が15日、先発の仕事を全うすると意気込んだ。17日のDeNA戦に先発する見込みの左腕。4日のDeNA戦先発後はチーム事情で中継ぎ待機。救援陣の準備などを目の当たりにし、改めて長い回を投げ抜く気持ちを強くした。全力で左腕を振る。
救援投手の1人として過ごした6日間が玉村の責任感をさらに強くした。たとえマウンドに上がらなかったとしても肩をつくる日々。出番に向けて黙々と準備する姿に刺激を受けないはずがなかった。
「すごく難しいし、タフじゃないとやっていけないなと思った。1週間しか入っていないけど、それはすごく思ったので、先発の役割をしっかりと果たさないといけない」
長い回を投げ抜くと誓う2週間ぶりの先発。6回4安打無失点で2勝目を手にした4日のDeNA戦と同様の準備で試合に臨む。
150日ぶりの白星を手にした同戦は、試合前ブルペンで球数を10数球増やすとともに打者を立たせて投げ込んだ結果、課題の立ち上がりを無失点で切り抜けた。「もう1回やってみようかなと」。成功体験を継続する。
チームは負けられない戦いに身を置く。シーズン佳境のしびれるマウンドは、21歳の成長曲線を大きく伸ばすはずだ。責任を果たして結果を残し、上昇カーブを描きたい。
「前回と同じように主軸の前に走者をためないようにしたい。良い投球というか、1イニング1イニングを全力で抑えていきたい」
敵地で迎える今季最後のDeNA戦。横浜で存在感を示す。