「ヤクルト－広島」（９日、神宮球場）

　広島が同点の四回、３点を奪って勝ち越しに成功した。

　先頭の２番・野間が右翼線二塁打で好機を演出。続く西川が中前打でつないで無死一、三塁となった。ここで４番・松山が左犠飛。三走・野間が生還し、松山は「前の二人がつないでチャンスをつくってくれたので、最低限の仕事ができて良かったです。キャプテン（野間選手）ナイスラン！」と振り返った。

　なおも１死一、三塁として会沢の三ゴロの間に１点、２死一、二塁からは上本が左前適時打を放って一挙３得点でリードを広げた。

　チームは前日の中日戦で今季１４度目の零封負けを喫し、連勝が５で止まっていた。この日は秋山がベンチ入りを外れ、菊池涼とマクブルームもベンチスタートとなった中、赤ヘル打線がつながりを見せた。