広島・森下は7回1失点奮闘も7敗目 懸命グラブトスも実らず「自分のやれることはやりました」

 7回、気合の投球を見せる森下(撮影・吉澤敬太)
 4回、土田のスクイズの打球を捕球し本塁へトスした森下(撮影・吉澤敬太)
 4回、土田のスクイズを森下が捕球し本塁の会沢へトス。一度はアウトとなるもリプレー検証の結果コリジョンルールで得点が認められた(撮影・吉澤敬太)
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 「中日2-0広島」(8日、バンテリンドーム)

 敵地での奮闘も、白星にはつながらなかった。先発した広島・森下暢仁投手(25)は、7回7安打1失点で7敗目。8つの三振を奪って最少失点で踏ん張ったが、もどかしさの募る失点で自己最多の11勝目は次戦に持ち越しとなった。

 思わぬ形で先制されたのは四回。1死二、三塁で土田がスクイズを敢行した。森下は素早く反応し、体を本塁へ投げ出すようにグラブトス。最後はダイビングして捕手・会沢にトスした。判定はアウトとなったところで中日・立浪監督がリクエスト。しかし、このプレーにコリジョンルールが適用されて(記録は犠打野選)判定が覆り、中日が先制した。

 試合後、森下は「自分のやれることはやりました」と悔しさを押し殺すように振り返った。試合前時点で、森下は中日戦で25イニング連続無失点中だった中、連続無失点が28でストップ。不運な形で先制されたが、五回以降は粘って味方の反撃を待ち続けた。「勝ち負けは、どうしようもない。できることをやりたいと思います」と必死に前を向いた背番号18。自己最多の11勝目は、次戦のマウンドで必ず手にする。

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