カープ坂倉 森の初勝利を演出打 声でもアシスト「自分のやれることをやりたい」

6回、勝ち越しの2点適時打を放ち、ベンチに向かって右腕を掲げる坂倉(撮影・吉澤敬太)
6回、右前に2点適時打を放つ坂倉
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 「中日1-3広島」(7日、バンテリンドーム)

 大きな仕事をやってのけた。歓喜するチームメートに呼応し、広島・坂倉将吾捕手(24)が一塁塁上で右拳を突き上げる。1-1の六回2死満塁。勝負強く、右前へ決勝の2点適時打を決めた。

 「ベンチで見ていて真っすぐが強かった。真っすぐから入って行こうという気持ちで1番速いのに合わせた」

 1死二、三塁で投手が松葉から福に交代した。秋山が12球、西川が7球を投げさせた。「先輩たちが必死につないでくれた」。独特の球筋などを脳裏に焼き付けて打席に向かい、結果を残した。

 バット以外でもプロ初先発した森を援護。要所で三塁から声を掛けながら左腕の気持ちを和らげた。「緊張した中で投げるというのはすごいなと思います」。粘って記念星を手にした新人左腕をたたえた。

 「試合に出ている以上数字を残さないと代えはいくらでもいる」

 チームで唯一、開幕から全試合にスタメン出場する。安打や本塁打などは自己最多を更新中だ。常々、口にするのは「責任」という言葉。覚悟して臨む戦いが成長曲線を上向かせている。

 今季62打点はマクブルームと並びチームトップタイだ。「1打席でも多く貢献できるように。(貢献する形は)安打だけじゃないので、自分のやれることをやりたい」。中軸を担う24歳の言葉は頼もしかった。

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