広島・九里 無四球6勝目 投手キャプテン31歳初登板で好投 開き直って制球難解消

 6回を投げ終え、笑顔でナインを迎える九里(撮影・吉澤敬太)
 熱投する九里(撮影・吉澤敬太)
 力投する九里(撮影・吉澤敬太)
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 「中日2-4広島」(6日、バンテリンドーム)

 投手キャプテンは気合を前面に出して戦った。中5日で先発した広島・九里亜蓮投手(31)。四回に阿部の2ランで2点差に迫られるが、以降は連打を許さず七回2死まで追加点を許さなかった。

 1日、31歳の誕生日を迎えた。「ケーキを用意してもらって、バースデーカードももらって。家族から誕生日おめでとうと。31歳がいい年になるように、初めての登板をいい形で投げられれば」

 その31歳初登板は3連勝、しかも3連続完封でバトンが来た。調子は良くなかったが、丁寧に投げた。

 「(大瀬良)大地が戻ってきて良い流れを作ってくれたので、途切れないように。明日の(森)翔平も1軍で初先発なので、良い形でつなげることができて良かった」

 昨季の最多勝投手も今季は安定感を欠く投球に苦しんだ。思うように制球できず、慎重になるあまり球数を増やす悪循環。この日は開き直って攻めた。結果、無四球。

 「大胆にいきながら、そういう形になったのは良かった。リズムの良い投球を続けていければ」

 佐々岡監督も「ストライク先行、四球もなかった。七回は溝脇はタイミングが合っていたので、早めに代えました。あそこまでしっかりと投げてくれた」と褒めた。エースから始まった先発陣の奮闘。バトンはしっかりつないだ。

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