広島・佐々岡監督 エンスが左に弱いデータについて「知ってますよ」右打者7人を並べた打線が不発

 6回、試合を見つめる佐々岡監督。手前は中村奨(撮影・堀内翔)
 7回、中飛に倒れた長野(撮影・堀内翔)
 7回、遊直に倒れた上本(撮影・堀内翔)
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 「西武11-0広島」(12日、ベルーナドーム)

 広島は先発のアンダーソンが大乱調。初回にオグレディの7号で先制を許すと二回は4四球で押し出し。三回は四球のあと山川に20号2ラン、再び四球のあと外崎に3号2ランを浴び、三回持たずにKOとなった。

 打線も左腕エンスの前に右打者7人を並べたが不発。左打者の宇草と坂倉が放った3安打だけで今季7度目の完封負けとなった。

 佐々岡真司監督はアンダーソンについて「ああいうピッチングも珍しい。ああなったら…。なんなんですかね。何が原因か分からないですけど」と助っ投の突然の乱調に理解不能となった。

 2番手・薮田も失点を重ね、序盤で大差が付く展開。

 「もう何も作戦もなく、打たなきゃならないというのもあるし」

 エンスは右打者の方が打ち取っているデータもある。

 「知ってますよ。データも全部知ってますけど、じゃあうちの左が調子いいかといったら調子が悪いから。左の方が絞りやすいとかデータは当然入っているんで。うちの左がそれよりも悪いからということで」

 交流戦は5勝13敗の最下位で終えた。

 「こういう結果なので。埼玉にファンもたくさん来てもらってこういう申し訳ない試合をしたし。交流戦は今年は自信を持って入ったんだけど、なかなか投手陣も打撃もみんな自分らの野球ができなかった。まあ、ずっと良かっただけに、みんなも自信を持って入ったと思うんですけど」

 チーム打率、防御率ともに最下位。

 「まあ、打線も打てなかったし、防御率も悪い、打率も悪い。投打ともがやっぱり」

 4日間の休みを挟んで17日からリーグ戦が再開する。

 「まあ、もうみんな気持ちを切り替えるしかないと思うので」

 貯金6で交流戦に入ったが終わってみれば借金2。それでも3位は変わっていない。

 「まだ借金2というところでね。また、気持ちを切り替えて頑張ります」

 17日・神宮でのヤクルト戦から再スタートする。

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