マクブルーム来日初の2戦連発 カープ助っ人は甲子園大好き!打率・417、2HR4打点
「阪神0-3広島」(10日、甲子園球場)
0-0の均衡を破ったのは広島のライアン・マクブルーム内野手(30)のバットだった。六回無死一塁。そこまで苦しめられていた西勇に対して粘ってフルカウントからの8球目、甘く入ったスライダーを完ぺきに捉え左翼スタンドに運ぶ5号先制2ラン。
「床田は初回からいい雰囲気が出てたので点を取ればやってくれんじゃないかと思っていた。あそこで点が入って非常に良かった」
2打席連発を放った8日のDeNA戦(マツダ)に続く活躍。来日初の2戦連発は、4月10日に続く甲子園での連発にもなった。八回には貴重な追加点につながる右前打。これで聖地では3試合で12打数5安打の打率・417、2本塁打、4打点の大当たり。好きな球場になるのではとの問いには笑った。
「そんなことは考えてない(笑)。球場の雰囲気もいいし、相手のファンも良い雰囲気。このままずっとこの球場で勝ち続けるのであれば好きな球場の1つになるんじゃないか」
佐々岡監督も「少し前からフリー打撃のスイングが鋭くなっていた。一発が欲しい場面で4番の仕事を果たしてくれた」と絶賛した。
5月は8試合で無安打だったのはわずか1試合。
「何が起こっても調子が良くても悪くても打席の中では戦う姿勢を持って入っている。そういう気持ちで毎日毎日やっている」
どんなときも決して手を抜かない勤勉な助っ人が頼もしい。