【石原慶幸氏の眼】広島は“全方位”に対して、いいことずくめの大勝
「広島17-3DeNA」(8日、マツダスタジアム)
今季最多得点での大勝を収めた広島だが、“全方位”に対していいことずくめの試合となった。
序盤で試合が決まるような猛攻を見せたが、前日、西川の延長サヨナラ本塁打の勢いがそのままこの日に持ち越されていると感じられた。
この援護もあって、先発の遠藤はテンポ良く投げられ、制球のよさにもつながった。直球のキレもあり、それによって変化球を生かすこともできての2勝目となった。
さらにその前日、そして2日前と続けて延長戦となっていただけにブルペン陣を9日まで2日間、休ませることができた。また多くの打者がヒットを重ねたことで、こちらも意気が上がるだろう。
選手のお母さんたちにとっても、いい母の日となったと思う。ゴールデンウイークの3カード、9試合を5勝4敗。いい戦いができた。最高の試合で締めることができて、月曜日に疲れも取れるし、投手、野手ともに次へ向けていい準備ができるに違いない。