広島・西川龍馬 今季21戦目に待望1号 斬り込み隊長に自覚「最低でも2桁は」

 「巨人5-3広島」(20日、東京ドーム)

 打った瞬間、広島・西川は打球の着地点を確信した。今季21試合目で生まれた待望の一発。「インコースの真っすぐ1本に絞って、一発で仕留められた」と今季1号を振り返った。

 0-0の五回。2死二塁でメルセデスの内角直球を完璧に振り抜いた。厳しいコースをさばいた打球は高々と舞い上がり、そのまま右翼スタンド上段へ突き刺さった。読みと技術が凝縮された先制2ランに「最近そういうのがなかった。ああいう打席が増えてくればいい」。敗戦の中での一発が、今後への明るい兆しになる。

 昨季14試合を戦った東京ドームでは打率・354、2本塁打、11打点。11打点は敵地では最多だった。絶好の相性を誇った球場で今季1号。今年も関東の鯉党を湧かせてくれそうな気配だ。

 つなぎの打線が今季のチームの象徴だが、本塁打はやはり魅力がある。「最低でも2桁(本塁打)は打たないと、という気持ちでいる。(シーズンが終わって)2桁打てたらいいけど、そればかりになってもダメ」。中心打者としての自覚を込めつつ、状況に応じて役割を果たしていく。

 前日の無安打で連続試合安打は9で止まったが、初回は左前打でマルチ安打。「どうやったら勝てるか、いろいろ考えながらやっていきたい」と西川。頼れる斬り込み隊長が打線をけん引していく。

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