広島 痛恨の拙走 マクブルが大盛が 打線ちぐはぐ7安打で1得点
「巨人3-1広島」(19日、東京ドーム)
つながる打線がつながらなかった。広島の得点は八回。先頭の代打・田中広の右翼線三塁打をきっかけに西川の右犠飛で奪った1点のみ。走塁ミスが絡んで流れを失い、首位から陥落した。
0-0の二回無死一、二塁は会沢の右飛で二走・マクブルームが三塁へタッチアップできなかった。打球はフェンス手前まで伸びていたが、判断ミスで好機が広がらなかった。
0-1の五回1死は右翼線へ運んだ大盛が、三塁を狙いタッチアウトになった。まず同点に追い付くためにも冷静な状況判断が必要だった。
「またあしたから課題にして(やって)ほしい」と東出野手総合コーチ。佐々岡監督は「こういうミスは反省して、次に生かさないといけない」と表情を引き締め直した。
七回1死一、三塁では上本が一、二塁間へ詰まった飛球を放った。一塁・中田が捕球しようとしたがスルーすると、ワンバウンドで捕球した二塁・吉川が止まっていた一走・大盛にタッチ。さらに一塁ベースを踏んで併殺となる場面もあった。
チーム本塁打はリーグ最少の4本ながら、87得点はリーグトップを誇る。つなぐ攻撃で白星を積み重ねてきた。佐々岡監督は「今までやってきた野球を継続してやっていく。そういうところでしょう」と力を込めて前を向いた。





