広島・九里 熱投報われず 7回1失点!抜群の安定感も反省「先に点を与えてしまった」
「ヤクルト3-1広島」(12日、坊っちゃんスタジアム)
広島・九里亜蓮投手の熱投は勝利につながらなかった。
同点に追いついた直後の六回、クリーンアップとの対戦。最後は太田を見逃し三振に打ち取ると、マウンドでほえた。右腕の意地だった。
二回は村上四球、太田の安打などで無死二、三塁の大ピンチを迎えるが、粘って無失点。だが、四回はまたも村上四球、太田安打の一、三塁から1死後、オスナに犠飛で先制を許してしまった。
「先に点を与えてしまった。先頭打者の村上選手に2回、四球を出したのは反省して。しっかりと勝負をして、結果を出さないといけない」
とはいえ7回で被安打はわずか2本。昨季はヤクルトに対して1勝1敗、対戦防御率6・43と苦手にしたが、見事に払しょくして見せた。
今季3試合の登板は6回2/3、7回、7回ですべて2失点以下ながら1勝にとどまる。抜群の安定感を見せる一方で援護点は1、3、1点と恵まれない。愚痴の一つもこぼしたいところだが、投手キャプテンは違う。
「常にチームの勝ちにつながるようにという気持ちでマウンドには上がっている。しっかり1年間通し、先発として仕事をしていかないといけないと思っている」
“今度こそ”の思いを胸に次回登板へ向けて準備を進める。




