広島・佐々岡監督「栗林で負けたらしょうがない」守護神責めず前向く

 「中日4-3広島」(2日、バンテリンドーム)

 広島は1点リードの延長十二回に守護神・栗林を投入。逃げ切りをはかるが1死後、溝脇への四球から連打を浴びサヨナラ負け。栗林はプロ2年目にして初めてのセーブ機会で失敗となった。

 佐々岡真司監督は溝脇への四球を指摘されると「そうですね。結果的にはそうでしょう。栗林で負けたらしょうがない。あそこまでみんなよくつないで投手はよく守って、いずれもしびれる場面で、つないでくれましたから」と守護神を責めることはなかった。

 同点の九回から島内、塹江、そして今季初登板の菊池保とつないできた。

 指揮官は栗林をリードするまでは使わない考えだったと明かす。

 「そうですね。点を取ったら」

 昨季は絶対的な存在だった栗林で落とし、3カード目にして今季初の負け越しが決まった。「また切り替えて。また明日。それだけです」。自ら会見を打ち切り帰路についた。

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