「投手のつなぎ」がもたらしたカープ6連勝目 石原慶幸氏が注目
「広島3-2阪神」(31日、マツダスタジアム)
広島が1993年以来29年ぶりとなる開幕6連勝を飾った。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(42)は「つなぐ打線と、投手陣のつながり」が好調の要因だと指摘した。
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先発した玉村は5回2失点。もう少し投げたいという気持ちがあったかもしれないが、試合展開の中でのベンチの判断だから、そこは割り切ればいいと思う。
少なくとも、しっかりと腕が振れていて、“打者との対戦”ができていた。それが、ピンチでも2点という少ない失点で切り抜けられた理由だし、味方の逆転にも結びついた。次に期待できる姿を示すことはできた。
そこから1イニングずつの継投策となったが、昨年まで課題とされていた中継ぎ陣が、いずれも僅差のしびれる場面でしっかりと仕事をした。特に中崎の復活はチームを勇気づけてくれている。
他のピッチャーもいいボールを投げていたが、そこに「自信」というものが加われば、さらに安定したものになるだろうし、こうして試合で結果を残すことで、その自信は増していく。
カープらしいつなぐ打線と、投手陣のつながり。今日からのビジターでも今の戦いを続けてほしいし、必ずできるはずだ。



