広島・大瀬良が残留会見「1年でも長くカープのために、ファンの皆さんのために」

FA権を行使せずに広島残留を決め、会見する広島・大瀬良大地=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
FA権を行使せずに広島残留を決め、会見する広島・大瀬良大地=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
FA権を行使せずに広島残留を決め、心境を語る広島・大瀬良大地=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
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 広島の大瀬良大地投手が18日、マツダスタジアムで会見し、今季取得した国内FA権について、行使せずにチームに残留することを発表した。契約は3年で、総額は約8億円とみられている。

 会見の主な一問一答は下記の通り。

 -残留を決めた一番の理由は?

 「一番っていうのは決められないんですけど、理由も数えきれないぐらいたくさんある中で、すべてが一番かなと思うんですけど。その中であえて理由の一つを挙げるとすれば、僕がドラフトにかけてもらって、その時にカープが必要だということで指名していただいて、そして競合で抽選という形になった。(田村)ケイさんが交渉権確定のくじを引いてくれて、そこからたくさんのご縁に恵まれて、今までやってこられた。そのたくさんのご縁に支えられながらきましたので、やっぱりそういうご縁だったり、そういったものに背を向けることはできないかなという思いもありまして、そのことも理由の一つとしてあります」

 -球団との話し合い、15日の監督との食事、最終的に残留を決めた時期は?

 「最終的には昨日です。球団の方に『来季からもカープでお世話になります』という風に伝えさせてもらいました」

 -球団からはどんな声掛けがあった。

 「条件提示とかもいろいろ話をさせていただいた中で、もうそういうこと以上にできるだけ長くカープで精神的な柱としてやっていってほしいって言葉をいただきました。そういった言葉がすごくうれしかったですし、僕もそういう風に言葉をかけていただける野球選手になれたのかなっていう風なうれしさもありました。これまでお世話になってきて、やっぱりカープでたくさん学んだこと、カープの伝統であったり、いいところっていうのはやっぱりカープの後輩たちに受け継いでいくものだと思いましたし、まあそういうところになります」

 -長くカープの精神的な柱という話があった。自身の中ではなるべく長くカープのユニホームを着たい思いか。

 「そうですね。僕の野球人生の大きな岐路と言いますか、分岐点というところでこのFA権というものがあったと思いますので、うーん…その何年契約になるかとかそういうことではなくて、どこで終えるのかとかそういったことも考えましたし、そういった意味でもここからまた来季からカープでお世話になるということは1年でも長くカープのためにファンの皆さんのために一生懸命頑張っていきたいなと思います」

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