広島ドラ2森 栗林超え目指す 「1年目から結果を」ローテ入り宣言
「プロ野球ドラフト会議」(11日、都内ホテル)
広島から2位指名を受けた森翔平投手(23)=三菱重工West=が、1年目からの先発ローテ入りを宣言した。
「即戦力として取っていただいたと思うので、その期待に応える結果を残したい。もちろん、死に物狂いでローテーション入りを目指します」
重心を下げたフォームから、最速150キロを誇る直球や多彩な変化球を繰り出す本格派左腕。だが、高校時代は無名で、関大では2年生までベンチ入りすらしたことがなかったという。
しかし、元阪神投手コーチで、同校でアドバイザリースタッフを務める山口高志氏から指導を受け続けたことで、3年春頃から急成長。4年時はエースとして神宮大会での準Vに貢献し、三菱重工Westでも1年目から主戦を担うまでに進化を遂げた。
目標とする選手には広島の栗林を挙げた。「同じ社会人からであれだけの活躍をされている。自分も1年目から結果を出したい」。今は目標だが、いつかは超えるべき存在であるとも認識している。
「地元近い」
また、チームカラーの赤に対する好印象を語った。「地元(鳥取県)にも近いですし、ファンの方がすごく熱いイメージ」。熱狂的な鯉党に愛される投手になるため、その左腕でチャンスをつかみに行く。
◆森 翔平(もり・しょうへい)1998年1月1日生まれ、23歳。鳥取市出身。177センチ、80キロ。小1から野球を始め、青谷中時代は鳥取クラウンボーイズでプレー。鳥取商時代は1年夏からベンチ入りも甲子園出場はなし。関大では3年春からリーグ戦に登板し、4年時には神宮大会準優勝。最速150キロ。