石原慶幸氏「昂也は“振らせる”気持ちで投球を」 さらなる成長に向けた課題とは

 「広島7-1巨人」(9日、マツダスタジアム)

 広島先発の高橋昂也投手(23)は5回4安打無失点と好投し、チームの4連勝に貢献した。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(42)は、今季5勝目を挙げた若き左腕の粘投をたたえつつ「課題も出た登板」と指摘した。

  ◇  ◇

 高橋昂は粘り強く投げた。ピンチを何度もしのぎ0点で終えたのだからナイスピッチングだ。ただもっと大きな投手になるための課題も出た登板だった。

 もったいないな、という印象を受けた。追い込むまでの投球は狙い通りながら、そこからアウトを奪うまでに球数を要した。五回で100球に到達。点を取られていないのに、何か重い空気を感じてしまったのは、そのためだろう。

 信頼を得る投手になったり今後、先発ローテの一角をつかみ取ったりするために何が必要なのか。精神的なことなのか、技術的なことなのか。本人にしかわからないが、それは試合の中でしかつかむことができない。

 一つの例えとして、打者に『振ってもらう』と『振らせる』では意味合いが違う。『ここに投げて振らせるんだ』という気持ちで投げてほしいと感じた。

 もっともっとテンポの良い投球ができるし、長いイニングを任せられる投手。残りの登板で頑張ってほしい。

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