広島・大瀬良「フラストレーションばっかりでした」 八回途中2失点の粘投で7勝目

 3回、西川の二ゴロで生還し、タッチをかわす広島・大瀬良(撮影・高石航平)
 3回、安打を放つ広島・大瀬良=横浜スタジアム(撮影・高石航平)
力投する広島・大瀬良大地=横浜スタジアム(撮影・高石航平)
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 「DeNA2-9広島」(24日、横浜スタジアム)

 広島の大瀬良大地投手(30)が7回2/3を6安打2失点で7勝目を手にした。白星は4試合ぶり。

 二回、宮崎に先制の右越えソロを被弾。三回以降は粘り強く投げて得点を許さなかった。制球は本来のものではなかったものの、思い切り腕を振り抜きアウトを積み重ねた。

 「最初から最後まで、本当にもう全部コントロールできなかった。点差が開いてくれたんで。(ストライク)ゾーンの中に投げるつもりで、全部。勝手に散ってくれてました。すごいフラストレーションばっかりでした。その中でもアツ(会沢)さんがうまく配球してくれました」

 調子に左右されず試合を組み立てる投球が右腕には求められている。状態が悪いなりにも粘り、勝利に導いたのはエースとしての意地と責任だ。

 7勝目を手にした。2年ぶりの2桁10勝の可能性も残している。「いろいろと反省するところもたくさんある。しっかり整理して、あしたからまた準備したい」と前を向いた。

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