広島・菊池涼が“天敵”阪神・西勇から決勝打「森下に勝ちを」4試合で打率・529

 6回、先制適時打を放つ菊池涼(撮影・田中太一)
 6回裏が終了し、先制適時打を放った菊池涼(右)はベンチへ戻り森下の頭にタッチする(撮影・立川洋一郎)
 1回、内野安打を放つ菊池涼(撮影・田中太一)
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 「広島1-0阪神」(30日、マツダスタジアム)

 広島・菊池涼が唯一の得点となる適時打で、“天敵”の阪神・西勇にマツダスタジアム初黒星をつけた。

 六回、森下の代打・メヒアの安打をきっかけに迎えた1死二塁。初球の内角高めのシュートを捉えて左前へ運んだ。先制適時打に「苦しい展開でしたけど、いい所に落ちてくれた。一生懸命に投げてくれた森下に勝ちがついてよかった」とほっとした表情で振り返った。

 広島はこの試合まで、西勇と通算17試合で1勝10敗、防御率2・23。さらにマツダスタジアムに限れば通算9試合で0勝6敗、防御率2・11と抑え込まれていた。

 今季初対戦でさい先よく黒星をつけた。佐々岡監督は、「立ち上がりを攻めた中でけん制死というのもあった中でね。打ち崩してはいないが、負けを付けたということは大きいと思うし、シーズンは長いので、どんどん攻略というのをしていかないといけない」と価値ある勝利に納得した様子だった。

 菊池涼は開幕4試合で打率・529(17打数9安打)と絶好調。最高のスタートを切っており、今後もキーマンとなりそうだ。

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