広島・大瀬良、順調4回0封 ヤクルト・村上斬り!幻惑カーブ焼き付けた
「オープン戦、広島1-0ヤクルト」(6日、マツダスタジアム)
開幕に向け、順調な歩みだ。予定通りに四回を投げ終えた広島・大瀬良は、帽子を取ると少しだけ白い歯をこぼした。4回2安打4奪三振無失点。「ある程度やりたいことはできましたし、良かったなと思います」。納得の53球だった。
二回までは直球主体で攻め、三回以降は変化球の割合を増やした。四回2死では村上を直球で追い込み、最後は117キロのカーブで空振り三振に斬った。「非常にいいカーブだった」。タイミングを外して裏をかいた1球は、村上の脳裏に焼き付いたに違いない。
開幕投手決定後、初めて上がったマウンドで貫禄の投球だった。佐々岡監督は「1イニングずつ球数を増やしながら順調に来ている」と信頼を寄せた。