広島が秋季練習開始 佐々岡監督「負けた悔しさはみんな持っている」

 広島は16日、マツダスタジアムで秋季練習をスタートさせた。松山、鈴木誠らの主力は全体練習には加わらず、若手中心の19人が参加した。佐々岡真司監督(53)は「今日からスタート」と来季へ向けた号砲を鳴らした。

 暖かい日差しの中、野手は守備練習に続いて打撃練習。投手はキャッチボールやノックの後に外野を走った。シーズン終了から4日間のオフを挟んだ練習再開。約4時間、汗を流した。

 今年はコロナ禍でシーズン終了がずれ込んだ影響で秋季キャンプがない。27日までの秋季練習は、自身の課題と向き合う期間になる。打撃に注力する選手もおり、指揮官は「重点的に個々でやっていく。自覚を持って課題に取り組んでもらいたい」と話した。

 今季は5年ぶりのシーズン負け越しで、2年連続Bクラスに終わった。「経験のないシーズンで選手はよく頑張ったけど5位。負けた悔しさはみんなが持っている。来季は勝って喜びを味わいたい。そう思って練習していく」と力を込めて前を向いた。

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