広島今季10回目の引き分け 松山同点2ラン フランスア2回無失点

きびしい表情で選手交代を告げる広島・佐々岡監督(撮影・金田祐二)
3回、巨人・田中俊太に適時打を浴びがっくりの広島・高橋樹也(撮影・金田祐二)
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 「巨人5-5広島」(15日、東京ドーム)

 広島が今季13回目の延長戦で10試合目の引き分け。12年以来8年ぶりの2ケタ引き分けとなった。九回を無失点に抑えた守護神・フランスアが十回も続投。丸に四球を与えたが、後続を断った。

 劣勢だった。二回まで投げた先発・野村がわずか33球投げたのみで緊急降板。同点の三回に急きょ登板した高橋樹が一挙4点を失った。

 打線が奮起したのは五回だ。巨人先発・サンチェスから1死二、三塁とし、まずは田中広が中前2点適時打。田中広はけん制で一度はアウトとされたが、リクエスト判定の末セーフとなり一塁に残った。この走者が生きた。2死後、松山の弾丸ライナーでスタンドに飛び込む8号左越え2ランで同点としていた。

 その後は勝ち越し機にあと一本が出なかった。六回1死二、三塁の好機には小園、長野が凡退。さらに八回1死一、三塁には曽根の走塁死と坂倉の三振で逸した。九回1死二塁では鈴木誠が三振、松山が二直に倒れた。

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