広島・長野が先制6号ソロ 好投の森下を七回にようやく援護

7回無死、先制ソロを放つ広島・長野久義=神宮球場(撮影・高石航平)
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 「ヤクルト-広島」(3日、神宮球場)

 広島・長野久義外野手が七回に6号先制ソロを放った。六回まで打ちあぐねていたヤクルト先発・スアレスから突破口を開いた。

 先頭で迎えた七回、ここまで無得点に封じられていたスアレスのスライダーを振り抜いた。打球はバックスクリーン左への先制弾。三塁側と左翼スタンドからは大きな歓声が注がれる貴重な一発となった。好投を続ける先発・森下に、ベテランが援護点をプレゼントした。

 前夜は9月25日以来となる2桁安打で、先発野手全員安打をマークした赤ヘル打線だが、ここまでは苦戦を強いられていた。初回1死から2番・田中広が右前打で出塁したが、3番・鈴木誠が二ゴロ併殺。二回は松山、坂倉の連打で無死一、二塁としたが、後続が倒れて好機を生かせなかった。

 中盤もスアレスの速球と変化球に苦しむ。五回まで無得点で、六回は先頭の田中広がセーフティーバント。選手会長が全力疾走で出塁したが、鈴木誠の打球は遊撃正面。遊ゴロ併殺となり、2死走者なしとなった。4番・松山は右翼フェンス直撃の二塁打で再びチャンスを作ったが、坂倉が二ゴロで凡退していた。

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