広島・佐々岡監督、痛恨の逆転負け…7年ぶり借金10「一つずつ返していくしか」

8回、投手交代を告げてベンチに戻る佐々岡監督(撮影・山口登)
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 「阪神7-6広島」(13日、甲子園球場)

 広島は痛恨の逆転負けで3連敗。今季2度目の同一カード3連敗を喫し、借金はついに2013年9月9日以来、7年ぶりに10となった。

 初回に不振の鈴木誠が17号3ラン。四回には藤浪を攻め、大盛の適時打で追いついた。五回には坂倉の遊ゴロの間に勝ち越し、阪神投手陣を攻め立てた。

 だが、投手陣が粘りきれない。同点の八回には塹江が2死無走者から陽川に痛恨ソロを浴び、これが決勝点となった。塹江は球団を通じて「低めは意識したが、甘くなって本塁打になった」と唇をかんだ。

 佐々岡監督は「一発だけは警戒しないといけない場面。もったいないよね」と振り返りつつ「あのポジションは塹江の代わりがいないので、頑張ってもらわないと、いけないんだけど」と奮起を促した。

 阪神戦も10年ぶりの5連敗と、不名誉な記録が並ぶ。借金10に指揮官は「一つずつ返していくしかない」と懸命に前を向いた。

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