稲葉監督、理想は「誠也を4番に」広島キャンプ視察「打球の強さ、飛距離が違う」

視察に訪れた侍ジャパン・稲葉監督(右)にあいさつする鈴木
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 「広島春季キャンプ」(9日、日南)

 野球日本代表の稲葉篤紀監督が、広島が春季キャンプを張る日南市の天福球場を視察した。ランチ特打で柵越えを連発した鈴木誠也外野手を、東京五輪で金メダルを狙うチームの4番最有力とし、絶大な信頼を寄せた。

 鈴木誠はランチ特打で56スイング中12本の柵越え。4スイング連続アーチもあった。順調に進む仕上がり具合に「いろんな球団を見ているけど、打球の強さ、飛距離が、他の選手とちょっと違う」と驚きを隠せなかった。

 昨年、優勝したプレミア12では4番を任せた。東京五輪の4番について問われると、「選んだときの調子もある」と前置きした上で「誠也を4番に、という理想は当然ある」と力を込めた。

 鈴木誠は「たくさんの良い打者がいる中で、結果的に4番を打たせてもらえるならありがたい。良い選手がいっぱいいるので、負けないように頑張りたい」と話した。

 会沢もプレミア12の決勝戦でスタメンマスクをかぶり優勝に貢献した。「投手を引っ張る姿を見させてもらった。当然、私の中では中心選手の一人と考えている」と話した。

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