佐々岡監督「覚悟と準備が必要」鯉投に前倒し調整指令 沖縄行く前に紅白戦

 広島の佐々岡真司監督(52)が22日、来春キャンプへ向けて早めの調整を投手陣に求めた。来年は東京五輪開催の影響で、例年より約1週間早い3月20日開幕。キャンプ中も紅白戦などの実戦形式を前倒しして組む方向で調整中だ。万全の状態でシーズンを迎えるべく、今オフを充実したものにしてほしいと力を込めた。

 五輪イヤーで特異なシーズンになるからこそ、万全の備えが必要だ。来年2月の春季キャンプの話題になると、佐々岡監督の言葉に自然と熱がこもる。「沖縄に行く前に紅白戦をする」。来春の初実戦は今春より2日早い9日になりそうだ。

 公式戦は3月20日の中日戦で幕開け。一方、春季キャンプは例年通り2月1日スタートだ。1週間と言えども開幕が早まると、それだけ期間を詰めて仕上げていかなければならない。

 マイペース調整が許される主力組もフリー打撃やシート打撃での登板時期は早くなる。例年ならオープン戦登板は4試合程度。球数や投球回を徐々に増やしていきながら公式戦に入った。それと同数をこなそうとすれば、スケジュールを繰り上げる必要が出てくる。

 「今年より打撃投手、実戦は早くなる。若い選手は第1クールから投げているけど、主力も前倒し。当然、本人たちも分かっていると思う」

 この日、広島県内で行われたバッテリー会ゴルフでは77の好スコアでホールアウト。笑顔を絶やさなかった指揮官は、その後の納会で表情を引き締めて投手陣全員に訓示した。「来年は開幕が1週間早い。それなりに投げられる覚悟と準備が必要」。備えあれば憂いなし。開幕ダッシュを決めるための準備を促した。

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