野間、新打法に挑戦 バット寝かせて覚醒だ 今季打率・248の悔しさ胸に

 広島・野間峻祥外野手(26)が18日、新打撃フォームで再出発する決意を示した。この秋は、構える際に立てていたバットを寝かせる打法に挑戦中。今季打率・248と不完全燃焼に終わった男は、実戦漬けとなる秋季キャンプ、そして来春へアピールしていく。

 全ては進化のために、野間は新たな形に着手した。バットを寝かせた打法に取り組み始めて約10日。「僕は構えが一番(打撃を)左右する。肩に置いてスッと上げたところのイメージ。いい感じなので、継続してやっていこうと思う」とグッと表情を引き締めた。

 シーズン中はバットを立てた構えだったが、構える位置に感覚のズレが生じて打撃に影響を及ぼすこともあった。振りにいくまでにはいったん寝かせていたことから、無駄も省きたかった。さらにイチローや西武・秋山、同僚の西川ら「左打者で打率を残している人は寝かせている人が多い」と分析し、新フォームに至った。

 今季は開幕スタメンで3、4月は打率・305。だが中盤から先発出場が減り、最終的に123試合で打率・248と、昨季初めて到達した規定打席に届かなかった。「悔しいシーズンになった」と語り、来季へ「打たないと試合に出られない」と自らに言い聞かせるように話した。

 秋季キャンプでは数多くの実戦が組まれており「取り組んでいることを試合で体現できるように、春もアピールできるようにしたい」。前日のドラフト会議で、チームは2位指名で同じ左打ちで外野手の法大・宇草を指名した。絶対的な存在感を誇る鈴木に長野、松山、西川らがひしめく外野陣。5年前のドラ1が巻き返しの道を歩む。

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