バティ「カンペキ」弾 自己最多26号3ランで勝負決めた
「広島4-1DeNA」(8日、マツダスタジアム)
勝負を決めるドデカい一発に、真っ赤に染まる本拠地が大きく沸いた。広島のサビエル・バティスタ外野手(27)がチームを6カード連続勝ち越しへ導く26号3ラン。残り38試合で、昨季記録したキャリアハイの25本塁打を超えたドミニカンは「カンペキ。自己最多を超えたから、すごくいい」と分厚い胸を張った。
1-0の五回1死一、二塁。1ボールから2番手・桜井の高め144キロ直球を仕留めた。「チャンスだったので、コンパクトにスイングすることを心掛けた」。打った瞬間それと分かる打球は高々と舞い上がり、左中間スタンドに着弾した。
本塁打数はリーグトップの巨人・坂本勇、DeNA・ソトに3本差の4位。アーチを量産し続けても、本数は「意識してない」と、きっぱり。後半戦はここまで全21試合で3番に座り、持ち前のパワーを発揮しつつ勝利へつながる一打を追い求める姿が頼もしい。
緒方監督も「バティの3ランが非常に大きかった。あれで流れを一気に持ってこられた」と称賛した。首位・巨人、2位・DeNAと三つどもえの戦いとなっているが「トップを目指す」と力強く決意表明した背番号95。うだるような暑さが続く中、まだまだ快音を奏でていく。





