上昇ジョンソン17回連続0封 「巨人戦はワクワクする」熱投8勝目

 カープファンの声援に帽子を振って応えるジョンソン(撮影・西岡正)
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 「巨人2-3広島」(31日、東京ドーム)

 ベンチに戻った広島のジョンソンはペットボトルの水をゴクリと飲み干した。涼しい東京ドームでも汗びっしょり。114球の熱投で8勝目を挙げ、敵地のヒーローインタビューで笑顔をはじけさせた。

 「先制点を取ってもらって中継ぎが頑張ってくれて最後はフランスアが抑えてくれた。今日は巨人打線に粘られて球数を要したが0に抑えられて良かった」

 ベテラン石原のリードに乗せられ、持ち味を発揮した。150キロ近い直球、ツーシームを内外角に投げ分け、緩急も自在。3点リードの六回は2死から坂本勇に左翼線二塁打を浴びたが、亀井を一飛に打ち取り、最後まで本塁を踏ませなかった。

 セ・リーグの火はまだ消さない。勝負の夏を迎え、助っ人左腕が上昇気配だ。前回7月24日・中日戦は1安打完封勝利。この夜も6回4安打無失点。スコアボードに「0」を並べ続け、計17イニング連続無失点となった。

 頼もしさを増す相棒に石原は「粘り強く投げてくれた」と拍手。緒方監督も「集中力を切らさず粘り強く投げてくれた。ナイスピッチング」とたたえた。「8月も巨人戦はたくさんある。巨人戦はワクワクする。1試合1試合必死に戦っていきたい」とジョンソン。3連覇の味を知る左腕はフル回転の覚悟だ。

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