レグナルト まだまだ続ける0行進 開幕から15試合連続無失点!球団記録へあと6

 広島のカイル・レグナルト投手(30)が9日、マツダスタジアムを訪れ、休日返上で練習を行った。来日1年目にもかかわらず、開幕から15試合連続無失点を継続中の新助っ人。2013年に河内貴哉氏(現・球団広報)がマークした21試合の球団記録にあと「6」と迫っており、前人未到の領域を視界に捉えた左腕が自然体で「0」を並べる。

 怒濤(どとう)の12連戦明けもレグナルトは元気いっぱいだ。午前中に名古屋から帰広し、休日のマツダスタジアムに登場。軽めのキャッチボールなどで汗を流し、「ここ数年、休みの日も体を動かすようにしている。次の日に体がよく動くんだ」と声を弾ませた。

 ルーティン継続の効果か、安定感は抜群だ。ここまで15試合に登板し、1勝0敗、1ホールド、防御率0・00。「真っすぐで押せているから、カーブを効果的に使えている。攻めのピッチングができているよ」と納得の表情を浮かべる。

 首脳陣の信頼も増している。佐々岡投手コーチは「勝っている時と僅差の負けが彼の仕事場」と説明。一岡、フランスア、中崎とともに勝利の方程式を託し「選択肢が広がるね。右に対しても強い球を投げられるし、左(打者)限定ではない」と高く評価した。

 開幕から連続試合無失点の球団記録は「21」。新記録も視界に入ってきた中、助っ人は自然体だ。「それより6試合連続で四球を出さないことを目指したい。チームに勝ちが付くように続けていきたい」と力を込めた。

 昨季まで在籍したエルドレッドのように、球場には自転車で通う。「奥さんも乗っているしね。気分転換できている」とレグナルト。日本の生活を満喫するナイスガイが球団史に名を刻む。

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