龍馬がV打!鯉40度目逆転80勝ぜよ 緒方監督「良いもの見せてくれた」
「巨人7-8広島」(29日、東京ドーム)
ここ一番で勝負強さを見せつけた。7-7同点の九回だ。2死二塁から西川龍馬内野手が左前にポトリと落とした。巨人の守護神・山口俊を打ち崩し、今季40度目の逆転勝利を呼び込んだ。
ヒーローインタビューでは「最近チャンスで打てていなかったので何とかかえしたいと思って打席に入りました。正直ホッとしました」と胸をなで下ろし、緒方監督からも「良いものを見せてくれた」と評価された。
リーグ優勝が決まる可能性があった24日・DeNA戦で失点につながる失策を三塁で犯した。試合後は「申し訳ないです。切り替えてやるしかない」と猛省。それからは一塁での出場が続くが、気持ちの切り替えはできている。
この日は五回、鈴木の押し出し四球で同点とした直後、無死満塁の好機に代打で登場。二ゴロで打点を挙げ、九回の好機でも結果を残した。東出打撃コーチが「一塁に行って生き生きとしている。オプションが増える」と言えば、玉木内野守備走塁コーチも「一塁と外野なら首位打者を取れる」と評するほど打撃技術は高度だ。
一塁も松山、バティスタらがひしめき競争はし烈。それでも西川は「今がチャンスだと思っている。やれと言われたところでやるしかない」とキッパリ。一塁レギュラー取りへ覚悟を決めている。




