丸 いきなりV弾 27号2ラン「チームが勝てるように本塁打が出たらベスト」

 「DeNA7-9広島」(19日、横浜スタジアム)

 見逃せばボール球だった。初回1死二塁。広島・丸は真ん中高めの直球を強振した。高く舞い上がった打球は横浜の夕暮れ空をなぞり、バックスクリーン右へ。豪快な27号2ランで先制点をもたらし、「自分のスイングでしっかり上からたたくことができました。打球が上がりすぎたけど、風に乗ってくれました」と汗をぬぐった。

 今年も3番・丸が打線の核だ。3点リードの四回には1死一、二塁の好機で右前適時打。「積極的に打ちにいきました。うまく打つことができました」。後続の鈴木、松山の連続適時打につなげ、打線に勢いを生み出した。

 横浜スタジアムは相性抜群だ。今季はこれで47打数16安打、打率・340、6本塁打、14打点。地元千葉の勝浦から東京湾アクアラインを使えば、車で約1時間半の距離。東京ドームや神宮球場よりアクセスが良く、両親が観戦に訪れることもあるという。キャリアを振り返れば、2011年のプロ初本塁打、今年6月30日に達成した通算1000安打もこの球場だった。

 自身初の30本塁打も視界に捉えた。それでも丸は「終わってから考えること。チームが勝てるように本塁打が出たらベスト」とサラリ。残り38試合。頼もしい3番打者がチームを引っ張っていく。

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