中村祐 DeNA筒香斬ってチーム連敗止める!ローテ生き残りへ気合
広島の中村祐太投手(22)が23日、横浜スタジアムで行われた投手指名練習に参加し、先発する24日のDeNA戦に向けて最終調整した。3連敗中で迎える首位との直接対決。チームの負の流れを止めるとともに、先発の座を確かなものにする。
登板日前日に行うブルペンでの投球練習を、中村祐は実際のマウンドで行った。傾斜などを確かめながら右腕を振り40球。状態の最終チェックだ。「普通通りに投げられた」と、首位決戦に向けて準備を整えた。
中継ぎとして投げた昨年10月1日以来となる横浜での登板。その時は筒香にソロ本塁打を浴びるなど2回3安打2失点。その一発を含めて昨季、筒香との対戦成績は6打数4安打、1本塁打、打率・667だ。「打たれているイメージしかない」。苦笑いしたが、同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない。
狭い球場だけに本塁打が出やすいと言われる。「高さに注意したい。コースに投げ切ることが、良い投球につながると思う」と力を込めた。7回2安打1失点で初勝利した前回18日のヤクルト戦で光った制球力を武器に、強打者に立ち向かう。
自らのポジションを勝ち取る戦いでもある。先発ローテは野村、ジョンソン、大瀬良、岡田の4人が軸。残り2枠は暫定的な状況が続く。2試合連続で好投すれば、首脳陣の信頼はさらに厚くなる。
「アピールをしなければいけない立場。まずは自分の力を出せるようにしたい」。0・5差で追うDeNAの背中。筒香を斬り、勝利を呼び込む。