「広島春季キャンプ」（３日、日南）

　広島・高橋昂也投手（１９）が１軍２次キャンプ地の沖縄行きへ第一関門を突破した。今キャンプ初めてフリー打撃に登板。堂林に対して、オール直球の２７球を投げ、安打性の打球を５本に抑えた。

　「昂也が良かった。真っすぐだけだったけど、このオフの間にしっかり練習したところが見受けられた」

　練習後、畝投手コーチは真っ先に高橋昂の名前を挙げた。この日は同世代の辻、高橋樹、オスカル、アドゥワも登板。競争の中でアピールに成功した。

　それでも本人は「まだまだだと思う。体が左足に乗り切っていない」と不満顔。降板後はブルペンへ直行し、１１０球をおかわりした。合計１５０球近く投げ「あとの方が良くなってきた。上を目指して頑張りたいです」と力を込めた。