新井、宣戦布告!虎能見からの“挑発”年賀状に…「狙っていく!」

 広島・新井貴浩内野手(40)が18日、マツダスタジアムに隣接する室内練習場で合同自主トレに参加。恒例となった阪神・能見篤史投手(38)との年賀状のやりとりを明かした。「今年は優勝させません」と“挑発”してきた左腕には昨季6打数1安打。今季はリベンジを果たし、“打倒カープ”に燃える昨季2位の虎を退治する。

 今年の元日も能見直筆の年賀状が目に留まった。昨年の「今年は打たせません」という“挑戦状”に続いて、今回は「今年は優勝させません。今年はウチが上に…」としたためられていた。阪神時代から気心知れた仲。かわいい後輩からのメッセージを新井はうれしそうに受け止めた。

 「去年は打ってないでしょ?新しいボールにやられたんよ。真っすぐを抜いた感じで、腕の振りがいいから、スーッとくるのを見てしまった。今年はそれ一本を狙っていく!」

 昨季は6打数1安打2打点4四球、打率・167。新井が苦戦したのは、緩い真っすぐだ。チェンジアップでもツーシームでもない。直球と同じ腕の振りからスーッと沈むからタイミングが合わない。「緩急がつくボール。投げるには勇気がいると思う。面食らったよ」。さすがの新井もお手上げだった。

 一昨年まで言わずと知れた“能見キラー”として鳴らした。16年は15打数7安打2本塁打、打率・467。通算でも62打数24安打、6本塁打、打率・387の好相性だ。「緩い真っすぐ一本で狙っていくから!」。今季の勝負はもう始まっている。あえて狙い球を明かすことで、左腕の心理を揺さぶった。

 能見の年賀状に書かれていたように、“打倒カープ”の機運はヒシヒシと感じている。16日には阪神・糸井が「広島を倒してテッペンを目指せるように。そこ(優勝)への執念を見せたい」と発言。昨季の2位阪神を中心に“カープ包囲網”が張り巡らされる中、新井は改めてチャレンジャー精神を強調した。

 「昨年、一昨年と連覇したことで、他球団はカープに負けないとくる。それに負けないように気合を入れて臨まないと。自分たちが挑戦者という気持ちを持たないといけない」

 この日は2日連続で合同自主トレに参加。キャッチボールやノックで汗を流し、打撃練習ではセンターから右方向を徹底した。キャンプインへ向けて、仕上がりは上々だ。元気いっぱいの新井サンが古巣と能見の前に立ちはだかる。

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