菊池先制V弾 18戦ぶり!目覚めの一発は自己最多14号

 「中日0-3広島」(8日、ナゴヤドーム)

 最強の2番打者が突破口を開いた。ここぞの一発。「たまたまです」と謙遜するが、紛れもなく広島・菊池涼介内野手(24)の自己最多となる14号先制ソロで均衡を破った。

 0-0の五回1死。カウント1-1からの3球目、左腕・笠原の投じた真ん中低め131キロスライダーを完璧に捉えた。高々と舞い上がった白球は、長い時間をかけてバックスクリーン左に着弾。8月18日のヤクルト戦(マツダ)以来、18試合ぶりの一発でナゴヤドームの鯉党を沸かせた。

 四回まで、ルーキー左腕を前に2安打に抑えられていた鯉打線。この回の攻撃前には円陣を組んだ。輪の中心にいた迎打撃コーチは「試合前のミーティングの再確認をした。伝えたのはチェンジアップが気になっていたので、速いボールを早めのカウントから積極的にいこうということ」。効果はてきめん。最高の結果で応えた。

 試合後は、決勝弾に喜ぶことなく、バントミスを猛省。「悪い流れにしてしまった。チームのやるべきことをしっかりとやれるようにしたい」。初回、先頭・田中を得点圏に進めたい場面だったが、犠打を決められず捕邪飛。結局この回は無得点に終わった。

 歓喜の瞬間へ。カウントダウンは順調に進む。頂点をつかむまで菊池がフル回転でチームを支える。

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