新井、清原超えた!歴代単独25位2123安打 サヨナラ演出だ

 「広島4-3DeNA」(18日、マツダスタジアム)

 中前に抜けた白球が、歓喜への道を切り開いた。1点差の九回。先頭の広島・新井がパットンを捉えた。真っ赤に染まった球場、そしてベンチのムードが一変する。「何でもいいから塁に出ようと思っていた。絶対に諦めなかった」。執念の一打だった。

 1ボール2ストライクから、高めの直球をはじき返した。新守護神とは、この試合が初対戦だ。「受け身にならず、どんどん振っていこうと思っていた」。追い込まれても積極性は失わない。攻める気持ちが、安打につながった。

 「それは気にしていない」と、個人記録には全く興味を示さない。それでも日々、積み重ねる1本が日本野球史を塗り替えていく。七回には、三塁へのボテボテのゴロで一塁へ全力疾走し内野安打。通算安打数を2123本とし、清原和博氏を超えて歴代単独25位になった。九回の安打も含め、通算2124本。次は宮本慎也氏の通算2133本を視野に捉えた。

 3連戦初戦を、サヨナラ勝利で飾った。チームはいまだに開幕から連敗がなく、自身も好調を維持する。ベテランは「とにかく勝ちたい。また、あしたですね。良い準備をして臨みたい」と前を見据えた。勝利へつながる一打を、打ち続けていく。

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