黒田「全然、大丈夫」マツダでの再登板あるか
「日本シリーズ・第4戦、日本ハム3-1広島」(26日、札幌ドーム)
広島・黒田博樹投手(41)が26日、万全を強調した。先発した25日・第3戦の六回途中、両ふくらはぎのけいれんと両太もも裏の張りで負傷降板した。この日は札幌ドームで、キャッチボールやランニングなど通常のメニューをこなし、次回登板にも意欲を見せた。
大きな故障にはつながらなかった。外野フェンス沿いをゆっくり走り、続けてキャッチボール。遠投の距離は約50メートルまで伸びた。両脚を気にするそぶりはない。自身の練習を終えると中堅でフリー打撃の打球を左右に動いて捕球した。多くの報道陣に囲まれ「力を入れたわけではないからどうかわからないけど、僕の感じでは全然、大丈夫」と言い切った。
18日に日本シリーズを最後に現役引退を表明した。第3戦は5回2/3、4安打1失点。大谷に投じた85球目が、現役最後の1球になる可能性がある。今後について畝投手コーチは「練習を見て体に問題はない?そう思う。あとは状態次第」と話し、チーム状況や本人の回復次第で、残り試合での登板に含みを持たせた。
黒田も登板に向けてもう一度、ギアを上げていく。チームが頂点に立つために全てを出し切る覚悟だ。「先は読めないのでわからない。でも次の登板は全然、大丈夫。自分のできる準備をしていくだけ」と意気込んだ。