広島、大谷にやられた 失点は全て大谷絡み 今シリーズ8打数5安打

延長10回、大谷にサヨナラ打を打たれ、肩を落とす大瀬良(撮影・吉澤敬太)
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 「日本シリーズ・第3戦、日本ハム4-3広島」(25日、札幌ドーム)

 広島は土壇場で追いつく粘りを見せたが、最後は延長十回、大瀬良が大谷に適時打を打たれてサヨナラ負けし、対戦成績は2勝1敗となった。サヨナラ打は、この試合で大谷に打たれた3本目の安打だった。今シリーズ3試合で計8打数5安打、打率・625となった。

 第3戦の失点は、全て大谷絡みだった。初回は1死一塁から大谷に三塁線を破られる二塁打で二、三塁となった後、中田の遊ゴロで先制点を失った。2-1の八回は、ジャクソンが2死二塁で迎えた大谷を敬遠気味の四球で歩かせたが、続く中田に左前に落ちる2点二塁打を浴び、逆転を許した。

 そして3-3の延長十回。2イニング目となった大瀬良は、2死一塁で大谷を迎えた。3球目に一走・西川に二盗されたが、大谷に対してはカウント1-2と追い込んでいた。しかし4球目、見送ればボールと思われる内角球を、ものの見事に右前にはじき返された。西川がサヨナラのホームを踏んだ。

 大谷が先発登板した第1戦は2安打された。代打出場だった第2戦は中崎が空振り三振に仕留めたが、第3戦では3安打。32年ぶりの日本一に向け、「打者・大谷」にどう対応していくかが鍵になりそうだ。

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