黒田 最後の戦いへ「腹づもり決まった」敵地の第3戦へ戦闘モード

 最後の戦いが幕を開けた。今季限りでの現役引退を表明している広島・黒田博樹投手(41)が22日、戦闘モードに突入した。日本シリーズ第3戦(25日・札幌ドーム)での登板に向けて、緊張感を高ぶらせ練習を行った。

 18日に現役引退を発表。すっきりした気持ちで、パ・リーグ王者に立ち向かう。感傷的な雰囲気は一切ない。「真剣勝負できる舞台で投げられるのは幸せ」。魂を削り合う一投一打に胸を高鳴らせた。

 降雨のためマツダスタジアムに隣接する室内練習場でアップを開始。その後、登板3日前のルーティンであるブルペンでの投球練習を行った。10日の練習中に右肩を気にするしぐさを見せ、トレーナーを車に乗せて球場を後にした日もあった。満身創痍(そうい)ながら「チームが決めたことなら」。第3戦に先発後、状態次第ではレギュラーシーズンではなかった中4日で第7戦へ-。身を粉にして戦う覚悟を示した。

 「(引退を発表し)腹づもりが決まった。集中して臨める」。カープを愛し、再び赤いユニホームに袖を通してから2年。日米通算200勝、そしてリーグ優勝と大きな喜びをもたらした。プロ20年の集大成。黒田がマウンドに上がる。

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