「セＣＳファイナルＳ・第２戦、広島３－０ＤｅＮＡ」（１３日、マツダスタジアム）　

　広島の１番・田中、２番・菊池、３番・丸による同級生ユニット“タナキクマル”が躍動した。初回、そして三回。ともに先頭・田中が出塁し、菊池が送り、丸が打点を挙げた。「広輔がこれだけ出塁してくれるので」。連夜の先制打を含む２打点の丸は声を弾ませた。

　１４３試合中、１４１試合で組んできた不動の“上位トリオ”。３人の連動で今季、何度も勝利に貢献してきた。「僕たちに与えられている役割はこういうこと」。ＣＳでも変わらぬ仕事ぶりで勝利を呼び込んだ。

　好投した同級生・野村とともに上がったお立ち台。「僕らの世代で盛り上げることができたと思います」と喜んだ背番号９は「このまま、明日、決めにいきたいと思います！」と無敗での日本シリーズ進出へ力を込めた。